広島熊野道路
広島熊野道路について紹介します(^^)
この道路、現在は無料開放されていますが、最近?までは有料道路でした。
その為、普段の生活ではなるべく使わずに下道を利用していたので、中々乗ることもありませんでした。
なぜなら距離が短いですし、必ず乗らなくては行けないルートでもないので、節約しようと避けてたのが本心なんですが、無料化に伴い、交通量が下道から流れてきてます。
需要が上がっているので、今回ご紹介しようと思います!
広島熊野道路とは?
広島熊野道路は、広島県県道34号矢野安浦線のバイパスとして建設されました。
この県道は、
『呉市東部の中心である安浦町』を横断する重要な路線です。
位置としては、山陽道・国道2号と海沿の国道185号の中間地点にあり、2つの主要道路の交通量を分散する目的や、災害時等の為替ルートにもなります。
道路の概要
路線名→主要地方道・矢野安浦線
管理→広島県道路公社
供用開始:1990/12/6
無料開放:2020/12/6
起点→広島市安芸区矢野町鷹野宮(矢野町土居交差点)
終点→安芸郡熊野町平谷(平谷交差点)
距離→2.4km(うち熊野トンネル 1,238m)
制限速度等→60km・自動車専用道路
車線数→2車線(矢野→熊野方面では、登坂のため片側2車線あります)
接続する道路
★基本的に短距離路線なのであまり接続するようなポイントはありませんが…
地図で見てみる
地図で見てみますと、下側が矢野で、奥の左側の盆地のような場所が熊野町になります。
下から真ん中まで伸びている道路が広島熊野道路なんですが、途中で左向きにカーブするように敷かれています。
これは熊野町方面に向けた矢野安浦線バイパスなので、その路線に沿うように敷かれています。
ちなみに右側に向かうと県道31号呉平谷線の路線となります。(この路線は呉市街に繋がっていますが、山道で峠が多いので、広島熊野道路同様、この路線でもバイパスが整備されてきています。)
この路線は曲線の多い山道でもあり、熊野町・焼山地区~広島市方面と短距離で結ぶ路線のため、特に朝夕の通勤ラッシュが激しいのです。
しかも冬季は路面凍結もありうるし、2車線区間なので事故があるとストップしてしまいます。
さらには近年の大雨により、熊野町や矢野、この路線区間でも土砂災害が発生しています。
広島は特に平地が少なく、山を切り開いて住宅街などを造成しています。
街と町・幹線道路と住宅街など、結ぶ道路は基本的に峠道や曲線のある走行しづらい道が多くあります。
広島は人口も多いですから、通勤ラッシュ時などは地理的制約を受けた曲線のある道路を走行するのは色々とハイリスクなんですねー。
この矢野安浦線の矢野峠も、ここが一番のポイントになります。
この峠道をクリアするために、広島熊野道路(熊野トンネル)を作ったといっても過言ではないんじゃないかなと個人的に思います。( ゚Д゚)
話は逸れますが、奥の右側が呉市の焼山地区になり、右奥には湾が見えます。
これは広地区になりまして、ちょうど中国労災病院などがある埋立地辺りになります。
呉市街と広地区は休山を挟んでいるので、湾が見える手前の山が休山になります。
このあたりが以前書いた呉越峠がある付近です。
↓休山新道の記事です!
https://blog.hatena.ne.jp/kawkawkaw/kawkawkaw.hateblo.jp/edit?entry=26006613546981814
やはり峠道というのは、道路を作る際には避けたくても避けれないようで、ボトルネックとなりますね。
今後の役割や整備効果
今後は無料開放に伴い交通量が増加していくでしょう。
また、接続部分の整備(バイパスの終点や接続する路線への流入経路の交通量)も、今後交通量増加を見ながら整備していくことを期待しています。
その他については広島県道路公社の資料より引用しています↓
引用元:広島県道路公社より↓
https://www.hprc.or.jp/pdf/20201029_keizaikouka%20.pdf
実際の走行動画
今回は広島の道路情報などを発信して下さっている「鯉党α」様の動画を共有させていただきました、ありがとうございます。
まとめ
僕自身、ほとんど広島熊野道路を通ったことがなかったんですよね、むしろ下道の矢野安浦線はよく通っていました。(焼山や熊野から広島に帰るとき、よくこのルートを通ってました)
この道路は、海田大橋や東広島安芸バイパスの付近にあるので、今後は相互に利用しやすい整備が期待されます。
無料開放されたということで、行こう行こう思いながら、もう一年になりそうですね…(;・∀・)
とりあえず、回数通行券の払い戻しがR4.3/31までなので、もしお持ちの方はお忘れなく手続してくださいね(/・ω・)/