綾南・綾歌・満濃バイパス その③
綾南・綾歌・満濃バイパスの最後の区間である満濃バイパスを解説していきます。^_^
満濃バイパスは、室塚交差点〜買田東交差点区間になり、延長4.6kmと1番短いバイパス区間となります。
満濃バイパスの概要
この区間の旧道・高松琴平線が、琴電琴平線と平面交差による踏切があったり、琴平町の市街地に入ることから、慢性的な渋滞を解消する為、現在の満濃バイパスが建設されています。
満濃バイパスは、旧道の南側を走り、市街地を避けるように通っているため、とても走りやすい路線といえます。
基本平面交差のため、最近ではバイパス沿いにロードサイド店ができているため、出入りによる詰まりは多少ありますが、全線4車線なので渋滞することは少ないと思います。
ちなみに旧道の県道282号高松琴平線は琴平町榎井交差点で終了しますが、ここから先の県道206号琴平原田線を突き進むと、こんぴらさん参道入口付近に近付き、お参りの観光客などで賑わっています。
満濃バイパスと接続する路線
①室塚交差点→高松琴平線・綾歌バイパス
綾歌バイパス終点及び満濃バイパス起点。
②安造田交差点→県道46号長尾丸亀線
長尾丸亀線は土器川東側を沿うように走る。北進すると丸亀市街地へ、国道11号坂出丸亀バイパスへ繋がる。南進すると県道46号財田まんのう線(高知方面行)・国道438号に合流する。
③杉の上西交差点→県道199号炭所(すみしょ)西善通寺線
炭所西善通寺線は、土器川西側を沿うような路線で、南下すると徳島方面国道438号に合流。国営讃岐まんのう公園東側付近を通過。北進すると丸亀市北進へ。途中分岐点がありますが、この路線通り進むと道が狭くなり、丸亀三好線と合流する。
④まんのう町役場前付近交差→県道200号まんのう善通寺線
まんのう町役場最寄りの交差点。横断歩道橋あり。まんのう善通寺線は、南下すると満濃池・香川県森林公園など、まんのう公園入り口に、北進するとまんのう町市街地へ。
北に進み、前述の炭所西善通寺線・丸亀三好線と合流。ちなみにここから高知まで112km・徳島池田まで27km。
➄四條付近交差→県道190号炭所東琴平&県道4号丸亀三好線(重複)
グニャっとカーブしている交差点。
前述のまんのう善通寺線とすぐ合流。また、丸亀三好線と炭所東琴平線は途中重複しており、炭所東琴平線もすぐ国道319号に合流。
⑥買田東交差点→国道32号・国道319号・国道377号
満濃バイパス終点。国道が交差しており、各方面への重要な分岐点。国道32号は南進して徳島県三好市経由・高知方面へ、国道319号は北進して琴平町市街地を通り善通寺市へ、原田西交差点突き当たりで国道11号坂出・丸亀バイパスに接続。また、国道319号は西進して観音寺市方面へ国道11号に接続、愛媛県へ向かう。
満濃バイパス付近の観光地
満濃バイパス付近には、先述した国営讃岐まんのう公園がありますね。
まんのう町の由来となった日本最大の灌漑用ため池や、森林公園、広大な広場や遊具を揃えられているまんのう公園があります。
多様な花や芝生、オートキャンプ場やサイクリング・ドッグランなど遊び尽くせますよ。
↓まんのう公園入口にある「ドラ夢くん」
↓うちの子も喜んでいた大型遊具
↓多様な花公園でもある。
特にモンバスが有名ですかね。
ちなみにMONSTER baSH 2020は今年はコロナの影響で中止したみたいですね。(´;ω;`)
こんぴらさんの有名所はなんといっても御本宮まで続く長い石段ですかね。
参道入口から御本宮まで石段の数は785段あるので、それだけでも大変なんですが、さらに奥社があるのでそこまで行くと1,368段あるようです。
三ヶ日の寒い日でも、石段を登ってるいると汗だくになりますよ。
だけど、こんなに大変な思いをすることで、お詣りも願いがこもるというか、御利益があるとの事です。
僕もたまに気が向いたら登ってお詣りしてます。ここのしろこまちゃんが可愛くて、ストラップなんですけど車に乗せて事故防止の御守りにしてます。
本宮から琴平町を眺めています。
ここまでで汗だくでヘトヘトですが、部活動で走りながら駆け上がっていく学生の体力に愕然とする!
ここが確か奥社だった…はず。
写真を撮ったのは2年前のお正月でした。ここまで来た時には暑くて半袖になりました。
綾南・綾歌・満濃バイパスの役割・活用法
今回は3回に分けて綾南バイパス、綾歌バイパス、満濃バイパスと書いてみました。
役割としては、旧道の沿線・生活道路の改善が目的のバイパスですが、香川県南部の東西移動を軸に建設されている区間でもあります。
しかし、東西移動する路線は、他にも離れていないところに国道11号線のバイパスが東西に敷かれています。
国道11号線は、松山〜高松〜徳島を繋ぐ四国の大動脈ですので、交通量も四国内ではトップクラスです。
沿岸部の工業地帯もよく通り、トラフィックがぱんぱんになることが多いので、綾南・綾歌・満濃バイパスは、国道11号のバイパスでもあると個人的に思っています。
主には徳島方面からの流入や、香川県南部の都市間移動をする際、国道11号まで北進せずに高松方面にたどり着くルートかと思いますが、国道11号から見ると、観音寺市の国道377号〜国道32号バイパス経由高松市方面を通ることで、国道11号の為替ルートになります。
愛媛県〜高松市を移動する際には、国道11号ではなく、こちらのルートを活用すると良いのではないでしょうか。
国道11号と比較すると、あまりトラックやロードサイド店が少なめなので、のんびりと走行できます。
※ただし、山間部を通るのでアップダウンや冬季路面凍結するので注意が必要です。
まとめ
今回このバイパスを書こうかと思ったのは、中々3つの名称がくっついたバイパスって僕は見かけたことないんですよ。
探せばあるんでしょうけど…w
バイパスが連続している区間はたくさんあるんですけど、一気に3つくっ付けているのは珍しいですかねえ。
なかなか規模のあるバイパスですし、周辺は観光地がたくさんあるので、一度走行して欲しい路線です。
美味しいうどん屋さんももちろんありますよ!(`・ω・´)