綾南・綾歌・満濃バイパス その①
綾南・綾歌・満濃(りょうなん・あやうた・まんのう)バイパスは、香川県高松市〜まんのう町を結ぶ国道32号線のバイパス区間です。
路線距離は21.7kmあり、香川県の南部を横断する幹線道路の主なバイパスとなります。
大好きなグーグルマップをメインに使って、地図と共にバイパスを観察していきましょう!('ω')
その①では綾南バイパスを、その②・その③では続きの綾歌バイパス・満濃バイパスと分けて書いていこうと思います。
綾南・綾歌・満濃バイパスの位置関係
香川県は国道11号が最も重要な国道になりますが、香川県の北側を主に走ります。
さらに北の沿岸部には、さぬき浜街道・瀬戸大橋通りが連なっています。
さらに高松自動車道も北側を走っているので、讃岐山脈に近い南側の道路はというと、国道32号線か、国道377号線が主なルートとなります。
これらの路線はそのまま讃岐山脈を越えて徳島・高知方面に向かう他、香川県内では国道同士が重複する区間もありながら、県都高松市〜香川県南部・西部を繋ぐ路線でもあります。
香川県って、面積は全国的にみると1番の小ささなんですが、四国では讃岐平野といって、広い平野が県の半分を占める程なので、けっこう道路網も、東西南北と広範囲に張り巡られていますね。
今回書く綾南・綾歌・満濃バイパスは、3つのバイパス区間が一体的となっている形で、香川県の南部を東西に移動する大規模なバイパス路線となります。
他にも起点側の高松方面では円座バイパスが、終点側のまんのう町では、少し北進してから善通寺バイパスと接続されています。
綾南・綾歌・満濃バイパスの概要
3つのバイパスが一体的になっていますが、起点は高松市西山崎から綾南→綾歌→満濃バイパスと続きます。
全線を通して完成4車線で供用されています。
旧道は、今も住宅地の中に残っているか、新線に組み込まれているかとなります。
ちなみに全線を通して平面交差がほとんどで、自動車専用道路ではありませんので、高速移動を目的というより、道路の拡幅などにより走行をスムーズにする、歩行者などの事故リスク回避がメインの様に感じます。
とは言っても、全線を通して走りやすく、バイパス路線には大規模商業施設や観光地があります。
イオンモール綾川や、レオマワールド、まんのう公園、金刀比羅宮などが周辺に点在しており、観光道路としての役割もあるように思います。
また高松空港へもアクセスしやすいため、集客力の強い路線とも言えるでしょう。
バイパスと接続する主な路線(綾南バイパス)
綾南バイパスは、新西山崎交差点〜新羽床口交差点までの区間となります。
主な交差点をポイントに接続路線と路線状況を観察していきます。
①新西山崎交差点→県道44号円座香南線(高松環状道路・高松空港連絡道路の予定)
(円座バイパスから新西山崎交差点。奥に向かって綾南バイパス~満濃バイパスと続く)
・起点では交通結節点として交通量が多い。
・円座香南線は、主要地方道に昇格され、地域高規格道路:空港連絡道路としてバイパス化が進んでおり、交差点では、高架道路も通っている。
・円座香南線は、高松環状道路・高松空港連絡道路の一部を構成する路線。
・現道(国道32号)が新西山崎交差点、旧道(県道282号高松琴平線)が西山崎交差点となる。
②越谷池東交差点→県道170号岡本香川線
・旧道の高松琴平線と短距離で接続でき、車線も右折レーンがあるなど走行しやすいが、カーブに注意。
③相生北交差点→県道39号国分寺中通線
・綾南バイパスが高架道路として、国分寺中通線と立体交差している。(福家高架橋)
・国分寺中通線を北上すると国道11号へアクセスする。
④羽間交差点
・特に県道などと交差する路線はないが、北側に流通センター、南側は住宅地があり、物流・通勤などの往来あり。
※琴電琴平線の挿頭丘駅(かざしがおかえき)が近くにあり、旧琴平電鉄が住宅地や別荘地として挿頭丘別荘地を開発した経緯があるそう。なんでも、昔は阪急の仁川駅を参考に駅舎が作られてたみたいなんですね〜。知らなかった…( ゚д゚)
※Wikipediaより
※ことでんより
⑤一本松交差点→県道13号三木綾川線
・三木綾川線は、香川県の南部を横断する路線で、三木町と綾川町を結ぶ。一本松交差点から南進し、畑田交差点からは、別名さぬき新道という路線も含む。
・一本末交差点付近は商業店が増えだし、ロードサイド店の出入りなどで混みやすくなる。
・西側の交差点から北に上がると、近くには綾川町総合運動公園や、中規模の工業団地がある。
⑥綾川町陶交差点→県道17号府中造田線
・琴電琴平線:陶(すえ)駅に近い
・府中造田線は、北に行けば府中湖を望み、県道33号高松善通寺線(丸亀街道)に接続し、坂出市市街地~高松市市街地間の中間地点に出るため、両市街地にアクセスしやすい。また、JR予讃線の讃岐府中駅・国分駅のどちらにも近いポイントに出る。
南に向かうと、道なりに進むと国道438号に突き当たり、徳島方面へ抜ける。徳島自動車道・美馬I.C近く接続する。
・陶交差点は五叉路となっており、交通量が多いため、中央分離帯が広く取られている。←高架を建設する予定もあるが、現在動きはなし。左折・右折レーンが設けてある。
⑦萱原北交差点→南側の萱原交差点にて県道282号高松琴平線・県道185号造田滝宮線
・おそらく綾南・綾歌・満濃バイパス路線内の交差点の中で、一番活気や交通量が激増している箇所となる。近くにはイオンモール綾川など大規模な商業施設や、最寄駅に琴電琴平線:綾川駅があるなど、交通の便が良い。国道32号線のバイパス化により、周辺の開発が活性化された地域。綾川町の中で人気のエリアになる。そのため、渋滞が発生しやすくなっている。
イオンモール綾川(出典:ウォーカープラスより ) 画像上が府中湖。
↓綾川駅もH25年に開業した(副駅名:イオンモール綾川)いろいろとピカピカな施設が多い。
綾川駅(出典:Wikipediaより)
⑧北小路西交差点→県道183号綾川国分寺線・県道184号綾川府中線
・こちらの交差点も交通量が多い。接続する綾川府中線は、北に進むと府中湖近くを通り、高松自動車道府中湖PA・府中湖スマートI.Cに接続するため、アクセスが良い。
・琴電琴平線:滝宮駅が近くにあり、綾川町の中心駅。綾川町役場の最寄り駅となる。
・北小路西交差点も、陶交差点のように中央分離帯が広く取られており、高架を通せるように用地が確保されている。
⑨?交差点→県道282高松琴平線
・交差点名不明。この交差点で旧道高松琴平線が国道32号線に一旦組み込まれるようになる。(この区間から、綾歌バイパスのある交差点まで約4km)
⑩新羽床口交差点→国道377号
・綾南バイパス終点となる。ここから綾歌バイパス区間が始まる。
・国道377号線は香川県観音寺市~徳島県鳴門市を結ぶ路線。新羽床口交差点から東南に進むと、高松空港南側すぐそばを通り、国道193号と一旦重複する。
・新羽床口交差点は、丸亀市綾歌町に入る。
(丸亀市綾歌町は、合併前は綾歌郡綾歌町。綾川町は、綾歌郡綾川町。少しだけややこしいw( ;∀;))
まとめ
その①では、綾南バイパスについて書いてみました。
その②では、綾歌バイパスを書いていこうと思います。
それにしても、最近のグーグルストリートビューはいろんなところにまで行けますね!
マップとストリートビュー両方見てたら、全部事足りるんじゃないかと思うくらいすごいですねー( ゚Д゚)
ストリートビューを使って仮想旅行してみると、けっこうおもしろいですよ。
外出自粛に悩ませられるときにこそ、ぜひ見てみて下さい!('ω')
出典:香川県
:綾川町
:ウォーカープラス