今治小松自動車道
今回は愛媛県今治市にある、今治小松自動車道について記事を書いていきます。
今治市〜西条市を繋ぐ国道196号のバイパス 道路となり、松山自動車道としまなみ海道を結ぶ路線となります。
現在も、一部区間は工事中により、全線開通とはいきませんが、着々と工事が進んでいる所です。
今治市と西条市の位置関係
愛媛県東予地方にある2つの市ですが、愛媛県の高縄半島と呼ばれる場所には今治市が、四国山脈と瀬戸内海に挟まれた場所には西条市があります。
愛媛県東予地方〜中予地方は東西に連続していますが、今治市は高縄半島にあるので、愛媛県の出っ張った所に市街地がある状況です。
地理的には、西条市〜県都松山都市圏までは、国道11号や松山自動車道が最短距離で結ばれています。
桜三里という峠道がありますが、西条市街地〜松山市街地まで約50キロ程度の距離となります。
今治市は、国道11号や松山自動車道から外れた半島になるので、どうしてもアクセス面で離れてしまいます。
しかし、今治市は東予地方で最も人口が多く、しまなみ海道という本州と四国を結ぶ玄関口でもあります。
今治小松自動車道を建設する理由
現状は、本州と四国の高速道路が一体的に繋がっておらず、本州〜松山・高松方面に向かうためには下道を走らなくてはならず、所要時間が長くなってしまいます。
とは言っても、今治I.Cを降りると、今治バイパス に直結してますし、松山方面は主に2パターンの選択ができます。
海沿いの国道196号か、峠道の国道317号か…
ただ、住宅地やウネウネの山道を走ることになるので、事故や災害時は通行止めのリスクがあります。
やはり、高速道路で繋がったほうがスムーズにリスク回避してアクセスができますね〜。
今治小松自動車は、高縄半島の東側を走るので、松山方面に行く際は遠回りになりますが、全線開通する事で常に高速道路を利用できます。
現在の今治小松自動車道
現在は、松山自動車道のいよ小松JCTから、今治湯ノ浦I.Cまでが開通しています。
この区間には、いよ小松JCTから順に、いよ小松北I.C(ハーフ)→東予丹原I.C(ハーフ)→今治湯ノ浦I.CとI.Cが設置されています。
暫定2車線で開通していますが、追い越し車線もありますし、直線でとても走り易い路線です。
今治湯ノ浦I.Cからは、国道196号の下道に出ますが、ここからは今治バイパス という4車線区間になるのでまずまず走り易く、そのまま今治I.Cまで繋がっています。
未開通区間の、今治湯ノ浦I.C〜今治I.Cでは、今治朝倉I.Cが設置予定となります。
この区間が繋がれば、一気に便利になるんですが…
といっても、全線のほとんどが暫定2車線ですし、しまなみ海道も暫定2車線区間が多く、島と島を行き来する生活道路の側面が強く、瀬戸大橋のように高速でアクセスできるものではないのですが…( ; ; )
一部併用の現状
【↑A・B・C・D区間が未開通】
今は一部併用なので、正直いまいち便利になったとは…うーん。
僕なら、高速代をケチって下道をつかいますねー。
松山方面からだと、先程挙げた2つのルートの方が距離は近いから、しまなみ海道まで1時間くらいで着きます。
高松方面からも、西条市には西条バイパス から旧東予有料道路の愛媛県道13号を走るとスムーズだし、新居浜辺りからでも、やはり1時間くらいで今治I.Cまで着きます。
そこまで酷い渋滞にも巻き込まれることは無いですしね…
ただ、市の境目はスムーズでも、市街地付近になると、ロードサイド店舗の出入りでつっかえちゃうし、松山〜北条付近はかなり混んじゃいます。
高速道路での連続した移動ができないのは、やはり痛いですね。
今治小松自動車道の開通はいつ?
調べてみたんですが、まだはっきりとは決まってないのかな?
開通時期はまだ未定のようです。
ずっと工事してるな…( ; ; )
また進捗があれば、報告しますね(^^)
★2022.6.5追記
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出典 今治市